2025年12月9日 - 米国の主要3株価指数は小幅上昇で始まり、S&P 500は0.07%上昇。米ドル指数は小幅下落、円は引き続き下落圧力にさらされた。10年物日本国債利回りは1.955%に急上昇し、2007年7月以来の高値となった。LME銅は1トンあたり11,742米ドルを超え、史上最高値を更新。ビットコインは91,223米ドルに反発。
主要市場とファンダメンタル分析
1. 米国株式市場:ハイテク株が上昇を牽引、投資家はFRBの決定を待つ
S&P 500: +0.07% で 6,875.20
ダウジョーンズ:+0.03% 47,971.51
ナスダック: +0.25% で 23,638.22
セクターパフォーマンス:
半導体ETF: +1.57%
テクノロジーETF: +1.10%
エネルギーETF: –0.48%
注目すべき動き:
ブロードコム +1.48%: AIチップ需要に関する楽観的な見方が継続
マーベル・テクノロジー –9.8%: ベンチマークはアマゾンの注文を失う可能性があると警告
コアドライバー:
利下げ期待が固まる:
市場は12月にFRBが25bpsの利下げを行うことを完全に織り込んでおり、注目はドットプロットと2026年の金利動向のヒントに移っている。
季節性サポート:
EFGアセットマネジメントのダニエル・マレー氏は、12月の歴史的な好調と年末のポジショニングが資金流入を招いていると指摘した。
2. 為替市場:ドルは下落、円安は継続
米ドル指数はわずかに下落した。
EUR/USDは0.1%上昇して1.1654となった。
日本のGDP縮小により政策ジレンマが深まる中、JPY/USDは155近辺で推移した。
政策の背景:
連邦準備制度理事会の警告:
バークレイズは、インフレの高止まりにより緩和余地が限られ、2026年は「休止の年」になる可能性があると予想している。
日銀利上げ圧力:
弱いデータ(11月の景気ウォッチャー指数は50.3で予想を大きく下回る)と急上昇する債券利回りが政策の矛盾を生み出している。
3. 債券市場:世界的な売りが激化、日本とドイツは数年ぶりの高値
日本国債:
10年国債利回り:1.955%、2007年7月以来の高値
5年債利回り:1.44%、2008年6月以来の高値
ドライバー:
日銀の12月利上げ確率は70%に上昇
予想以上に急激なGDP縮小がリスクオフの売りを誘発
欧州債券:
ドイツ10年国債利回り:2.84%、3月以来の高値
30年国債利回り:3.441%、2011年以来の高水準
タカ派的なシグナル:
ECBのイザベル・シュナーベル専務理事は「利上げを市場が織り込んでいることを歓迎する」と述べ、短期金融市場で利下げ期待を引き下げた。
4. コモディティ:銅は過去最高値を更新、原油はまちまちのシグナルで回復
銅市場:
LME銅は1トンあたり11,742ドルを突破
上海先物も上昇
基本サポート:
供給の混乱:
グレンコア社のチリ鉱山事故の影響は続いており、LME在庫は10万トンを下回った。
需要の急増:
AIデータセンターの構築と電力網のアップグレードは長期的な需要を支え、関税回避のための在庫増加はスポット供給をさらに逼迫させます。
石油市場:
WTI原油は1バレル60ドル前後で推移
ブレント原油は1バレル63.75ドルで取引された。
プッシュ要因とプル要因:
OPEC+の順守が弱まる(11月の生産量は3万bpd減少)
米国の掘削リグ数は5基増加し549基となり、供給圧力が高まった。
5. 貴金属と仮想通貨:金は安定、ビットコインは反発
貴金属:
スポット金は中央銀行の需要に支えられ、4,220ドル近辺で推移
中国の金準備高は13ヶ月連続で増加した
暗号通貨:
ビットコイン: +1.1%で91,223ドル
イーサリアム: +1.2%で3,123ドル
市場センチメント:
FRBの利下げ期待でリスク資産が上昇し、
しかし、規制圧力は依然として続いており、中国の7つの協会が共同で仮想通貨のリスクについて警告を発した。
今日の焦点
米国NY連銀1年物インフレ期待(11月)
オーストラリア準備銀行の金利決定(12月9日)
ドイツ10月の貿易収支(季節調整済み)
米国NFIB中小企業楽観指数(11月)
米国JOLTS求人情報(10月)